続・帰ってきたはぐれ日記

@えりえりの個人ブログ ネットまわりのことを主に書いていきます

Scrapbook を“なんとか”する

Firefoxが、ver14.01にアップデートされました。(公式)
メジャーアップデートとしては、エンジンからして変わっちゃったらしく

Firefox 13 以下のバージョンは、Firefox 10 法人向け延長サポート版を除き、すべてのサポートを終了させていただきました。
ですと?!

しかし、何かと強気な公式さんに反し、残念ながらわたくしの環境問題はなんら解決せず。
バージョンアップしようがどうしようが、依然Flashの殆どが動かないままです……orz


ま、いいんですけどね。Google Chromeで問題ないし。


ただ、唯一残された砦は「Scrapbook」という、強力なFirefoxアドオン。
こちらは、ウェブクリッパーでありまして、難攻不落。

わたくしばかりでなく
このアドオンために、Firefoxから乗り換えられないという話は
実際、ネットでもちらほら見かけます。根強いファンがいるようです。


では
一体このアドオンの何が、どこが凄いのでしょう?
ウェブクリッパーなら、いまどきはEvernoteSpringPadがあるじゃない! という声も聞こえてきそう。

はい、もちろん。わたしも、EvernoteとSpringPadのユーザーですよ(゚∇゚)ノ
さっとメモがわりに残しておいて、あとでプリントアウトしたり、持ち出しデータの保管場所として重宝してます。

でも、そんな気軽さとは正反対の、重くて詳細なデジタル資料が数ギカバイトもあるんですねぇ……
「紙」というスクラップアプリ時代からの
モノカキ用の資料やら、ウェブにはできればあげたくない、個人情報のつまったファイルやら。

実はそれらを継承し、一手に管理していたのが、Scrapbookでした。
つまり、Firefoxを手放すということは、このデータの詰まったScrapbookを手放すこと。
わたしにとっては、八年間の貯金をどぶに捨てるようなもの。

それに、気軽なウェブサービスと、ローカルアプリじゃ
使い勝手も、性能も、使い途だって違います。


■そこで色々考えた

と言われても、ピンと来ない方のために
日本語版ユーザーも増えているEvernoteと、くだんのScrapbook
二つの使い勝手を、ざっと比較してみました。

機能 接続 データ持ち出し ブラウザ依存 収集力 データ編集 ツリー
Evernote オンライン サーバー接続で可能 マルチプラットフォーム それなり やや不満 シングル
Scrapbook オフライン ローカルで可能 Firefoxのみ 非常に高い 高機能 マルチプル


私感では有りますが、補足説明します。

まず《接続》に関しては、収拾後のデータをサーバーで見るか、ローカルマシンで見るか。
そういう意味で、オンラインとオフライン。(収集時は共にオン)

《データ持ち出し》《ブラウザ依存》も同じですね。
Evernoteは、そもそも保存データをサーバーに預けているため、
アカウント経由で
スマホからも、職場や学校、家庭やネットカフェなど世界中のどのマシンからも閲覧できるのが売りです。
その一方、ローカルデータとして保存するScrapbookでは
データは、マシンないしは外部ストレージから物理的に持ち出すしかありません。
またこちらは、Firefoxのアドオンですので、マシンどころかブラウザまで縛りがあります。

次に《データ収集力》ですが、収集時の編集自由度と精度で比較しました。
こちらは、取り込みリンクの階層を調整でき、事前編集機能もあるScrapbookの圧勝(公式参照)といえるでしょう。
さらに《データ編集》に関しても
編集時にCSSを使った書式をセットアップできるScrapbook(公式参照)と、スピード命で簡単編集のEvernoteでは
残念ながら、大人と子供並の差があります。


■いいトコ取りできないかしら?

こうして、二つの長所短所を並べていると、どっちもどっち……いいトコ取りができないものかしらと
歯がゆくなってきます。
実は、これまでずっとそう思いながら、併用し続けていたわけですが────

────ここでようやく本題
ブラウザが、Google Chromeになったことで、その併用が難しくなってしまったわけですね。

というのも
Scrapbookには、独自のツリー解析データがあって、ほかのアプリやファイラー、Windowsのエクスプローラーで眺めただけでは、どこに何があるかわからないのです。

またGoogle Chromeにも、同じscrapbookという名前や
似た感じの拡張アドオンはいくつかありますが
現行バージョンでうまく動作するものは一つだけ。しかもEvernoteの拡張アドオンのほうが便利というシロモノ。
機能ではScrapbookの足元にも遠く及びません。

どうしようかなぁ……あれこれ考えながらアイディアを練っていたとき
同じいいトコ取り発想記事を、ネットでいくつも見つけました。

備忘録代わりの日記
DropboxでFirefoxを便利に使う(ScrapBook共有)
ポイントは3つだけ。
ログイン時に入力するディスプレイ名は全てのPCで統一する
最初ファイルがきちんと同期されるまで焦らず待つ
Mac版Scrapbookのデータディレクトリ指定はうまく動作していないようなので、Dropbox上に作成したディレクトリからFirefoxプロファイル以下にあるScrapBookディレクトリにシンボリックリンクを張る

確かにこうすれば、ScrapbookデータをEvernoteのように、色々なプラットフォームから扱うことができます。
(但しFirefoxのインストールできる環境が条件)

なるほど!いいアイディア!!

いったん手を打ったものの
肝心のGoogle Chromeで、データをなんとかするという部分は全くかすってもいません(笑)
思いつきに納得して、うっかり見落とすところでした(笑)

そしてDropboxの容量も、無料ユーザーアカウントは2ギガバイト
(友人招待で、多少ランクアップさせられます)
こちらも、すでに使い込んでるサービスなので
さらにデータファイルを送り出すには、もう一桁たりない感じ。

どうしよう……(´・ω・`)お金払って容量増やす?……Firefox捨てられない?

でも、わたしにとって
Firefoxは動的なものの殆どが読み込めないブラウザだし
必要な持ち出しデータは、すでにEvernoteにあるし。

今……何か見失ってるね、あたし(笑)


もう一度、基本に立ち返ることにしましょう。
さきほどの、ナイスなアイディアは、もちろん今後の参考に控えさせて頂くとして。


■ヒントは公式に!

二日ほど、頭を悩ませました。

Scrapbookの代わりになるアドオンが、Google Chromeにないならば
いっそもうFirefox自体をChromeの中で動かすという荒技も、ありか?

確かに方法が、あるにはあるようで。
スクリプトも見つけました。

だけど、本体のバージョンが変わったら
この手の動的スクリプトって、なにを引き起こすかわからない諸刃の剣ですよね。


もっと単純に
ローカル上のどこにどの資料があるのか
あのインデックスツリーが、Google Chromeで読めたらなぁ……


ウジウジそう思っていましたところ、
なんと灯台もと暗しではありませんか。

Scrapbookには、インデックス構造である、ツリーをHTML出力する機能がついているとの情報が!!
それも、ちゃんと公式の情報です。
あ、ありました!(ツリーのHTML出力)
しかも、このツリー出力
さきほどの説明にもあった通り、マルチプルツリーごとに出力されるので
区分けしたデータもそのままに読み込むことができます。(CSS編集も可能)


今まで、なぜ知らなかった……あたし!(^_^;)→取説・ヘルプは、基本的に読まない人



ツリーをHTML化出力したら
あとは、それをブックマークするだけですね。
(ログ更新は都度)

わかってみたら、すっごく簡単♪
なんとも、恥ずかしいオチになりました。


そんなわけで
やっぱり収集時にはFirefoxに頼らねばならず、完全に捨てることはできないままではありますが
これまで作った資料を無駄にせず
活用しながら、Google Chromeでブラウズできるようになって、一安心。

といったところでしょうか。