続・帰ってきたはぐれ日記

@えりえりの個人ブログ ネットまわりのことを主に書いていきます

仕分け・漢方保険適応外問題を振り返る

明けましておめでとうございます。
本年も『うりゃはぐ日記』をよろしくお願い申し上げます。


さて、先般
まるでブームの如き扱いで世間を騒がせた新政府による『事業仕分け』
この報道に前後して
一部知人などの訴えから『漢方保険適応外』問題とその反対署名運動を知り
当時mixiTwitterなどから、わたくしも友人らと共に訴えかけて参りました。
もちろん立ち上がったのはわたくしの周りだけではありません。
さらに、志同じく、同時多発的な拡散をして下さったより多くの皆様のお力で
行政を動かす、民意の勝利が報道されたのも記憶に新しいところです。


そして、先日
こちらの呼びかけにご賛同頂きました皆様への御礼かたがた
この問題はいったい何だったのか。何を示し、これからの医療にとってどのような指針となるか等
取りまとめたウェブ記事を、同じくmixiで紹介させて頂きましたところ
署名サイトを運営され、運動にお力を注がれました
東京大学医科学研究所附属病院 湯地晃一郎先生から、有り難くも直接のコメントを頂戴致しました。

その中で
さらに詳細な統括記事を三本ご紹介頂きましたので、拡散の意をこめて
当ブログにも書き落とすことと致します。


◆薬事日報ウェブサイト
漢方薬問題とは何だったのか‐「保険外し」反対運動を振り返る
【インタビュー】署名サイトを運営した東京大学医科学研究所病院・湯地晃一郎氏

◆医療ガバナンス学会 メールマガジン
臨時 vol 396 [事業仕分けによる漢方保険外し:報道を振り返る



この『保険外し』問題
mixiのコメント欄でも述べた事の繰り返しになりますが
わたくしたち一般市民にとって、一体どんな問題であったのか。
上記の統括記事をご覧頂ければ

ただ、それまで保険適応で安い値段で頂けたお薬が高くなるとか、
安い薬の代替でいいじゃないかとか
漢方がダメなら、西洋医学でいいじゃないかというような

決して単純な問題ではなかったのだということが、改めておわかり頂けるかと存じます。


mixiのコメントで、わたくしはこのように述べさせて頂きました。

この件に関しては、本当に民意が届いた嬉しい一例だと思います。
勇気をふるって賛同の一声をあげられたことを
わたし自身、誇りに思っております。


弱者切り捨ての政治を悪────とは、よく申しますが

もう少し、注意深く見つめて
弱者の定義が、どこからどこまでか、それがどのくらいの影響を及ぼすのか。
例えば、この仕分け事業の問題でいいますと
切り捨てられるのは、漢方薬を保険適用で求めていた患者さん当人だけではなく

やがて、それを提供する側の経営にまで及び
さらに医療の現場にも、多大なる負担を強いること
新しい治療法を開発する、医学の発展まで妨げる可能性があることなど
積年経過で、どんどん被害が拡大する可能性が高いことも

当然、行政は掘り下げて考えねばなりません。

また、我々国民が、正しい情報を得られるような
そんな報道を、本来メディアには求めたかったと、その辺りも重ねて考えていきたい問題ではありませんか。


民意とは何か
選挙で過半数に達する議席を確保した政党が、本当に民意の代表と独断していいのか
それを切り口に、始めた署名運動でしたが

仕分けが覆されたから、終わったのではなく
この問題が浮き彫りにしてくれた、命や健康を守ること、人を救う医療の現場と行政の綱引き
そして、人が本来持っている倫理観と算盤勘定など


これからも一市民として見守っていきたい。そのように思います。