続・帰ってきたはぐれ日記

@えりえりの個人ブログ ネットまわりのことを主に書いていきます

伊勢神宮と神々の美術

すっかりご無沙汰してます。寒くなりましたねぇ〜

わたしは10月に、かなり時間をかけて短編を一本仕上げたあとは
まったり系の無料ゲームアプリにはまって
日々のんびりと過ごしておりますよ。

いやーー近況といっても
娘のライヴ活動が活発になったとか、ゲームしてるとか、本当にそれぐらいしか代わり映えなく(笑)


そうそう、原稿をあげてすぐに『伊勢神宮と神々の美術』という展示を見てきました。
大阪では、9/19から11/09まで 大阪歴史博物館 で開催されていたもので
伊勢神宮ゆかりの国宝・重文級の品々がずらーーーーっと。

五百年前ぐらいのものが、朽ち欠けなく、ほぼ昔のままの姿で保存されている姿には感動を覚えましたね。
もちろん修復技術も素晴らしいのでしょうけど
いや〜あれは、保存だな……いや、どうだろう……保存のような気が……(笑)


古美術などは、定期的に修復をなさるんですよね。
例えば、美術館などにある油彩だと、カビなどを取り除いたあと
定期的に、ガッシュという不透明な水彩絵の具で
放射線などによる、元絵のデータに基づいて色を補修していきます。
油彩絵の具は、ほとんど鉱物顔料であり、膠や植物油などの酸化による色の濁りや
青や紫あたりの太陽光線による退色
白に使われる銀や鉛なども、酸化して黒ずむなどの積年劣化がおこるんですね。
それを、見目良く直すわけです。

なぜ水彩で行うかというと、あくまで作品のオリジナリティを損なわないため
修復箇所と原画の区別として、そういう事になってるんですね。
それでも、完全に修復できているものは稀だと聞きます。

現代のアクリル性の絵の具など、化学顔料のことは知りませんが
鉱物顔料あたりだと、わたしの経験上だいたい数年で劣化しますねぇ……
すごく高い絵の具なんですけどねぇ(笑)
また水彩などの場合は、殆ど修復は裏から紙を補強する程度ではなかったかと思います。
(こちらはうろ覚えなので、ごめんなさい)


そんなわけで、ちょっと脱線いたしましたが
展示品の話にもどりますと
例えば小箱あたり、糊が劣化して剥がれた部分(古代の糊は、米などの澱粉を練ったものなので虫が食べてしまいます)や
カビなどによるくすみや曇りを取り除くとか、漆の剥がれを補うとか
そういうことはおそらく行われていると思うんですが。

まーーーとにかく
骨董なんかとはレベルが違うような、本当に時をとめたかのごとくある品々ばかり。
うっかり最終展示室で、昭和の初めのものを見たとき
「やっぱり新しいなーー」なんて
80年くらい前の着物を見て思っちゃったんですから(笑)

現代の絹製品ですと、普通の状態では、だいたい三十年が寿命ともききますから
それだって十分凄いのにねぇ……

そんな感じで大感動して
同行した夫とも、式年遷宮に行きたいねぇと話していたら
ちょうど、今年宇治橋伊勢神宮にある橋)の掛け替えがはじまったらしく
近鉄電車の車内吊り広告にもなっていて、ああ四年後が楽しみだなぁと思ってます。

式年遷宮
二十年ごとに、伊勢神宮の全てを新しくして
神様に常に気持ちの良い、浄いおすまいにおわして頂く日本人の心意気ではないかとわたしは思っています。
神様はなによりもケガレをお嫌いになるので、どれほどの手間とお金がかかろうともアタリマエのこと。建物だけではなく、神具の全てを新調するのです。
それをなんと、ほぼ二千年間、二十年ごとに行ってきたというところに
伊勢神宮の凄さがあり、かのダライラマローマ法王もご訪問の際、たいへん感銘を受けられたといいます。


さて、そんなこんなで
お昼御飯にしましょうかねぇ〜